人生の扉〜直腸ガンとともに生きる〜

大阪府北摂在住の男性です。 65歳定年退職まであと一年というところで 大腸ガンの告知をうけました。 手術、抗がん剤治療を経て経過観察中です。

2021年2月9日、大腸ガンと診断されました。64歳(男性)になったところでした。

2021年2月17日手術、その後の病理検査でステージ3bと診断されました。

2021年3月23日から抗がん剤治療を始めました。

僕と大腸ガンとの付き合いについてつれづれに綴って行きます。

ガンの宣告を受けてから、ネットでいろいろ調べたり、ガン先輩の方達のブログなども漁るように読みました。

自分とガンとの忘備録の意味で始めたこのブログですが、
今この記事を読んでおられる方の中にはガン宣告を受けて不安で仕方ない方もおられるのでしょう。そんな方に少しでもお力になれたらと思いブログを始めることにしました。

また僕と同じく抗がん剤治療を受けておられる方とは同志的な感じで治療を続けて行けたらと思います。

生来、細かなことが苦手なので、検査結果の数値とかは上げないで、こんなことをした、こんな風に思ったとかを記していこうと思います。

現在までの経過

2020年
11月   健康診断で便潜血を指摘
12月26日 クリニックで大腸ポリープ切除

2021年
1月4日  胃カメラ検査 異常なし
1月23日 クリニックにて大腸ガンと宣告 総合病院を紹介される  

2月9日~12日  総合病院初診 各種検査を受ける あらためてガンの宣告
2月16日  入院
2月17日  腹腔鏡ロボット支援下手術
2月26日  退院

3月9日   直腸ガンステージ3bの宣告 抗がん剤治療をすすめられる
3月23日  1クール3週間×8回 約半年間の抗がん剤治療を開始する

10月12日  抗がん剤治療終了 経過観察へ

2022年

2月15日  術後1年め検査 (血液検査、CT検査、大腸内視鏡検査)

5月17日  術後1年3ヶ月め検査 (血液検査)

8月23日  術後1年6ヶ月め後検査(血液、CT検査 )

11月15日  術後1年9ヶ月め後検査(血液検査) 

2023年

1月24日  術後2年め検査 (血液、CT検査)

5月16日  術後2年3ヶ月め検査 
 (血液検査)

8月22日  術後2年6ヶ月め後検査(血液、CT検査 )

11月21日   術後2年9ヶ月め検査(血液検査)

2024年

2月13日   術後3年目検査(大腸内視鏡、CT、血液検査)


 

令和6年2月13日(火)

直腸ガン手術後3年が経ちました。

今日は採血と一年に一回の大腸内視鏡検査です。

内視鏡検査は午後からなので採血も急がなくて良く、お昼前に病院に行けば良いのでゆっくりできるのですが、その前に自宅で下剤を飲んで腸内を空っぽのしておかなければなりません。

昨夜は食事も消化に良いものと指示があったので素うどんのみの寂しい食事でした。

朝7時、下剤を約2lの水に溶かし2時間かけてゆっくり飲み排便します。

下剤溶液はポカリのような味です。飲み始めて30分もするとお腹がグルグルしだして排便が始まります。

指定通り2時間ほどで下剤を飲み終わりました。その間10回ほどトイレに行き来しました。最後はほとんど水様です。指定通りほぼ無色の便になりました。

内視鏡検査では睡眠剤を使用してもらうので自力で車ではダメなので妻に車で送ってもらい11:30に病院に到着し採血してもらい、13:00開始の内視鏡検査を待ちます。

待っている間にも2回トイレに行ってしまいました。

13:00内視鏡検査の受付を済ませて問診を受けて術着に着替えます。後ろに穴の開いたパンツを穿くといよいよだなあーとなります。睡眠剤を飲むとはいえ、お尻にカメラを入れられるのはイヤなものです。

内視鏡検査は5回目ですがイヤなものはイヤです。

さて、術台に左を下にして膝を曲げて検査を待っていたのですが、

担当医「今日はとりあえず睡眠剤を使わないでやりましょう。いつでも睡眠剤は入れられますので辛くなったら言ってくださいね。では始めます」

『えーっ、睡眠剤無しなんて聞いてないよーっ』って思う間もなくカメラが入って来ました。今までの検査では睡眠剤のおかげで寝ている間に検査は終わり、気がつけばベッドの上だったのですが、今回はリアル体験です。

お腹の中をカメラが動き回る感じがなんともいえず不快です。途中かなり苦しくなり呻いて睡眠剤をお願いしようかと思ったら、「今、苦しいですねー、ここを過ぎると後はもう楽ですから大丈夫ですよー」

心を読まれて先回りされてしまいました。

この先生はよほど睡眠剤が嫌いなようです。

そのうちなんだかお腹が張ってきて苦しくなりまた呻いていると「お腹張ってきましたねー。ガスを出すと楽になりますから遠慮なく出してくださいねー」ですって。恥ずかしくてそんなん無理です!

でも我慢している間にだんだんお腹も楽になりました。ガスを出した自覚は無かったのですが勝手に出てたのでしょうか?

まあまあなんとか睡眠剤を使用せずに内視鏡検査は終了しました。

「異常は特に見られませんでしたが良性の小さなポリープを一つ切除しておきました。詳細は次回の診察の際にO先生から聞いてください。」

とりあえず良い結果らしいので一安心です。それにポリープを切除してもらったので加入している医療保険から手術給付金が出ます。これで今日の検査料はまかなえるなーなんて思ってしまいました。

検査後は自力でベッドに移り、30分静養したら帰宅の許可が出ました。

妻に電話して病院まで迎えに来てもらい帰宅しました。

睡眠剤を使わないなら自力で車で往復できたのになどと思ったりもしたのですが、結果が良好らしいので『良し』としました。


2月20日(火)

CT検査です。

9:00予約に遅れず受付を済ませて術着に着替えて検査です。

大腸内視鏡検査と違ってCT検査は楽ですね。機械の下で両腕を上げて寝転んでいるだけで終わるのですから。

造影剤を入れた時に体がカーッと熱くなるのですがそれも一瞬なので、なんということないです。

無事検査も終えて造影剤を流すためにお茶か水を500mlほど摂取するよう指示を受けて終了です。


2月27日(火)

いよいよ診察の予定だったのですが前日に病院からO医師の都合が悪くなり日延して欲しいと連絡があり、次週に延期になりました。


3月5日(火)

大腸内視鏡検査、CT検査、血液検査を終えて術後3年目の診察です。

今回は大事な診察ですので妻にも同席してもらいました。

予約時間9:30ちょうどに診察室に呼ばれました。

O医師「大腸内視鏡検査では良性の小さなポリープを切除しましたが他は異常無しでした。CT検査でも、肺、肝臓その他に再発や転移はありません。血液検査もガンマーカーに異常無しです。これをもって寛解と言ってもよいですね。ダビンチ手術、抗ガン剤投与を経て3年間、異常なく来られて良かったですね。念の為、これからは半年に一回CT検査を受けてください。大腸内視鏡検査は二、三年は必要ないです。お疲れ様でした。」とのこと。

本当に良かったです。直腸ガンステージ3bと診断されて約3年間色々ありましたがこれで一区切りつけるような気がします。

病院から出ると気のせいか、春めいて感じられました。


ということでこのブログも区切りを迎えることになりました。今後また再発があれば再開となりますが、そうならないよう祈るばかりです。

このつたない、独りよがりのブログにお付き合いいただきありがとうございました。

日々のアクセス数がブログを続ける励みになりました。

皆様も健康に留意し、どうぞご自愛ください。


3年間お付き合いほんとうにありがとうございました。





11月21日(火)

直腸ガン手術後2年9ヶ月の検診です。

今回は血液検査のみです。

診察は9:30予約です。

今日は8時の開門に間に合わず10分遅れてしまいました。こんな日に限って血液検査の人数が多く整理券は30番でした。いつもは8:45までには採血が終わっているのですが今日は9時近くになってしまいました。

結果が出るまで一時間程度かかるので、待合の椅子で時間を過ごします。


いつもより遅く9:50に診察室に呼ばれました。

O医師「今日はこれから病棟に戻らないといけないので申し訳ないですが手短に説明させてください。血液検査の結果はまったく異常なしです。ガンマーカーの数値は正常範囲内ですし、いつも少し高めの肝臓の数値も正常です。次回は術後3年目になりますので、大腸内視鏡検査、CT検査、診察と3週にわたって来てください。手短で申し訳ないですがまたお願いします。」

僕の方からは下痢止めと整腸剤の処方をお願いして今日の診察はあっという間に終了しました。

その後、待合で大腸内視鏡検査とCT検査の書類を看護師さんから受け取ったのですが処方箋が入っていませんでした。看護師さんが調べてくださったのですが、O医師が慌てていたので処方を忘れて病棟に帰って行ったとのこと。

看護師さん「先生は病棟から戻って来れないので別の先生に処方してもらうので、もう一度待合で待っていてください。本当にすみませんね。」

二人して笑ってしまいました。

程なくして診察室に呼ばれると女医先生でした。先生に処方内容を確認してもらい、処方箋を発行してもらいました。

なんだかバタバタした診察でしたが検査結果も良く、終わり良ければなんとかだな〜でした。

次回は

2/13 大腸内視鏡検査

2/20 CT検査

2/27 診察です。

これで異常なければ今後の診察は半年ごとになるそうです。


8月22日(火)

直腸ガン手術後二年六カ月の検診です。

今日は診察は無く、血液検査とCT検査のみです。

今日の結果をもとにした診察は29日(火)です。


CT検査の予約が9時15分からですが、その前に血液採取を済ませておかねばならないので8時の開院と同時に病院に入り血液検査の予約票をもらうと、14番目でした。

相変わらず院内は混雑しています。

8:50分に採血を済ますことができたので余裕を持ってCT検査の受付を済ませることができました。

9時15分、遅れもなく名前を呼ばれました

今回は夏なのでTシャツで行っていたので検査着に着替えることもなく、検査台に横たわります。

息を止めて機械が頭上を往復するのが終わると次は造影剤を使っての撮影です。この造影剤を注射されるとしばらくすると全身がカーッと熱くなってきます。特に肛門周りが熱くなり奇妙な感覚です。それも機械が頭上を往復する頃には収まっていました。

CT検査ってなかなか面白いものです。

検査後は造影剤を尿で排出為に水分をいっぱい摂って下さいと言われました。

今日は診察はないので会計をして終了です。



8月29日(火)

今日は前回の検査結果を見ての診察です。

予約は9:30なので9:15分に受付を済ませ待ちます。

9:45に名前を呼ばれました。

O医師「CT検査の結果肺をはじめ転移、再発はどこにもないです。血液検査にも結果も良好です。問題無しです。」

最近は相変わらずの下痢を除いて体調は良いので予想通りの結果でした。

相変わらず下痢が続いていること伝え、整腸剤90日分と下痢止め15錠を処方してもらい診察は終了です。


あと半年後の術後3年目まで何事もなく過ごせますように!


これで3ヶ月ごとの関門をクリアです。

次回は術後2年9ヶ月後の11月、血液検査のみです。


5月16日(火)

直腸ガン手術後2年3ヶ月の検診です。

今回は血液検査のみです。

診察は9:30予約です。

血液検査の結果が出るまでおよそ一時間かかるので

8時の開門とともに病院に入り、8:30開始の血液検査の整理券をゲットしました。今回は16番でした。

3ヶ月ぶりの通院ですが、今日は妙に患者さんが多いです。コロナが5類になった影響もあるのでしょうか?

待合室のソファーも一席飛ばしではなくなっています。


8:45無事採血も完了し診察室前の椅子に腰掛け診察まで時を過ごします。

この3ヶ月は、懸念だった下痢も少しだけマシになり、処方してもらった下痢止めも使い切らなかったです。

9:45診察室に呼ばれました。

O医師「血液検査の結果、異常無しです。順調ですね。下痢は最近いかがですか?」

最近はマシになっていて、仕事から帰ってから自宅で排便する様に習慣づけていると答えると、ウンウンと頷いておられます。

O医師「術後2年3ヶ月になるので術後の変化に徐々に体が慣れて来ているのですね。次回は2年6ヶ月になりますね。5年の折り返しになります。まだ先は長いですが頑張りましょう!」とのことです。

今回は下痢止めも整腸剤も処方無しです。

次回はCT検査と血液検査なので2週にわたっての通院になります。

目標の術後3年まであと9ヶ月。その後は半年に一度の通院で5年目を目指します。

まだまだ長いですが、なんとか再発、転移しないよう祈るばかりです。


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